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答申書.pdf 特別職報酬等審議会答申について | 広陵町

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(1)

平 成 3 0 年 1 月 3 0 日

広陵町長 山 村 吉 由 様

広陵町特別職報酬等審議会 会 長 堀 田 建 夫

広陵町特別職の給料の額について(答申)

平成29年10月16日付け広企第453号で本審議会に対して町長から諮問のあっ た下記事項の件について、慎重に審議した結果、別紙のとおり答申する。

(2)

平成29年10月16日付けで諮問のあった町長、副町長及び教育長(以下「特別職」 という。)の給料の額及び退職手当のあるべき姿について、次のとおり答申する。

1 答 申 (1)給料の額

区 分 現行(月額) 答申(月額) 改定額 町 長 814,000円 840,000円 26,000円 副町長 671,000円 692,000円 21,000円 教育長 594,000円 613,000円 19,000円 なお、改定の時期については、客観的指標となる社会経済情勢や町の財政状況を 勘案し、適切な時期を見極めつつ実施されることが望ましい。

(2)退職手当

本町が属している奈良県市町村総合事務組合(以下「組合」という。)の奈良県 市町村総合事務組合退職手当支給条例(以下「退職手当支給条例」という。)に基 づいた一律の支給割合(町長100分の520、副町長100分の330、教育長 100分の240)とする。

2 審議の内容

本審議会は、町長から諮問のあった特別職の給料の額及び退職手当のあるべき姿に ついて、県内他自治体における特別職の給料等の現状、社会経済情勢の動向、特別職 の職責の重大さ等諸般の事情を総合的に勘案し慎重に審議した結果、特別職の給料の 額については現行額から概ね3%増額することが適当であり、退職手当のあるべき姿 については退職手当支給条例に基づいた一律の支給割合とすることが適当であると判 断した。

(1)特別職の給料の額について ①他自治体との比較

=県内他自治体との比較=

平成29年9月1日現在における総務省設定の類似団体(Ⅴ-2)県内6町と 近隣(北葛城郡内)1町の計7団体(以下「県内類似団体等」という。)の平均 額(本町含む。以下同じ。)と本町の特別職の給料の額を比較してみると、町長 は14,429円、副町長は24,857円、教育長は6,571円下回ってお り、県内類似団体等中、町長は6番目、副町長は7番目、教育長は6番目の額と なっている。

=全国類似団体との比較=

(3)

(以下「61団体」という。)の平均額と本町の特別職の給料の額を比較してみ ると、町長は556円、副町長は6,272円、教育長は16,836円下回っ ており、61団体中、町長の額は34番目、副町長の額は29番目、教育長は4 1番目の額となっている。

以上を総括すると、現状において本町は県内類似団体等の中で人口規模及び財 政規模が最大であるが、特別職の給料の額は下位に位置する額となっており、6 1団体と比較しても、中位から下位に位置する額となっている。

②他自治体の改定状況

=県内他自治体との比較=

本町の特別職の給料の額については、平成26年10月に概ね3%の減額改定 を行ったところである。平成26年10月以降の県内類似団体等における改定状 況をみると、増額した町は1町、変更のない町は4町あるが、そのうち2町につ いては、平成29年9月1日現在で特例規定による減額を行っている。

=全国類似団体との比較=

全国の類似団体である61団体の前回調査(平成24年度)からの改定状況を みると、町村長の給料月額について前回から増額した団体は29団体、減額した 団体は2団体(本町を含む。)、変更のない団体は30団体である。また、副町 村長の給料月額について前回から増額した団体は26団体、減額した団体は2団 体(本町を含む。)、変更のない団体は33団体である。

以上を総括すると、最近5年間の他自治体における特別職の給料の額の改定状 況は、特例規定による減額を除き、据え置きもしくは増額している団体が多数を 占めている。

③民間企業の役員の給与水準との比較

民間企業における役員報酬(給与)調査によると、500人以上1,000人 未満の企業規模で社長を直接補佐する役員報酬の平均額は、平成28年時点で2, 800万円であり、役職別では副社長が3,211万円、専務取締役が2,69 4万円、常務取締役が2,123万円、取締役が1,744万円となっている。 なお、現在本町の特別職の年間給与の額(給料等及び期末手当を合わせた額) は、町長が1,412万円、副町長が1,164万円、教育長が1,030万円 となっており、職責の重大さを考慮すれば民間企業の役員の給与水準と比較して も高額であるというものではない。

④社会経済情勢の動向

(4)

の変動の影響に留意する必要がある。」としている。

また、平成29年8月の奈良県景気動向指数(平成22年=100)を見ると、 景気と一致して動く一致指数CIは、10月に147.2(前月比+3.5ポイ ント)と3ヶ月連続の上昇となっており、改善を示している。県内の経済状況は、 一進一退しているものの、景況感全体としては緩やかに持ち直しの動きが広がり つつある。

⑤本町の財政状況

本町の財政状況をみると、平成28年度決算における歳入のうち町税収入は、 40億233万円で前年度に比べ6,321万円の増となっており、景気拡大や 世帯数の増加により住民税及び固定資産税が伸びている。一方歳出では、中学校 給食センター新設事業や広陵北かぐやこども園整備事業などの大型事業が実施さ れた結果、単年度収支では2億5,222万円の赤字となっているが、国からの 地方交付税や臨時財政対策債が大幅に減額されたことも大きく影響している。

普通会計の地方債現在高は、平成28年度末で111億2,904万円となっ ており、新発債の抑制により年々減少している。今後、さわやかホールやクリー ンセンター建設に係る地方債の償還期間が満了するため、地方債現在高は年々減 少する見込みである。一方、財政調整基金の残高は、平成28年度末で19億2, 337万円となっており、その他の基金と合わせた全体の残高は28億4,51 4万円となっている。

平成28年度決算における本町の財政指数を全国平均、県平均と比較してみる と、経常収支比率は95.5%(全国平均92.5%、県平均97.4%)、実 質公債費比率は9.5%(全国平均7.4%、県は未公表)となっているが、今 後地方消費税交付金の増加や前述の地方債の償還期間満了に伴う公債費の減少が 見込まれることから、経常収支比率及び実質公債費比率とも一定の改善が見込ま れる。

(2)退職手当のあるべき姿

①他自治体との退職手当の比較

本町の特別職の退職手当については、県内全町村と2市が共同処理事務を行う 組合が定める退職手当支給条例に基づき支給されており、一律の支給割合となっ ている。ただし、町長及び副町長の退職手当については、平成26年10月に現 職の町長及び副町長の退職手当の算定に係る給料月額をそれぞれ20%、10% 減額する内容の条例改正を行ったことから既定より少ない額の退職手当が支給さ れることとなった。現在は、町長については平成29年6月30日で1期目の任 期が終了していること、また、副町長については当時その職にあった者が平成2 9年6月30日で退職していることから、減額条例は適用されないと解される。 =県内他自治体との比較=

(5)

副町長の100分の330に対して副市長は100分の390.6、教育長の1 00分の240に対しては100分の306となっており、組合に属している市 町村に比べ退職手当支給割合は高くなっている。

これらを総括すると、本町の特別職の退職手当の支給割合は、県内10市に比 べて低く、組合に属し一律であることから、妥当であると考える。

3 総 括

本審議会では、町長から諮問のあった特別職の給料の額及び退職手当のあるべき姿 について、上述のとおり他自治体における特別職の給料の額との比較や近年の改定状 況、民間企業の役員の給与水準との比較、社会経済情勢の動向、本町の財政状況など 様々な要因を総合的に精査検証した結果、県内類似団体等の中で最大の人口規模、財 政規模を有する本町の特別職としての職責の重大さ等を考慮すれば、本町の特別職の 給料の額については増額することが望ましいとの意見で一致したものである。仮に今 回の増額を反映させた場合でも、県内類似団体等7団体中、町長は6番目から3番目、 副町長は7番目から3番目、教育長は6番目から2番目の額となり、著しく高額とな るものでない。

また、退職手当については、支給割合が退職手当支給条例に規定されており、本町 単独で改正できるものではなく、また、退職手当の支給に関する事務を組合から脱退 し、町独自で退職手当の事務を行うことも考えられるが、本審議会の限られた時間の 中で、当該事務を組合から脱退することによるリスクと人的コストの影響度合いまで 審議することは至難である。今後、組合に対して退職手当支給割合の見直しを働きか けることや、組合から退職手当に関する事務を脱退して町独自で支給割合を定めるこ となどについて議論、検討することが必要であると考える。併せて、組合議会の構成 員として一般有識者の参入を検討するよう働きかけることを強く要望するものであ る。

4 おわりに

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